こんにちは ぐのです!
作業療法士としての経験をもとに、
自助具に関する情報を
お届けしています。
介助箸って、かなりたくさんの種類があります。
介助箸を購入しようとして、
悩まれている方、
たくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
その中でも、今回は、
「箸ノ助」と「やじろべえ」について
比較してみたいと思います。
このふたつ、
簡単に使える点や、デザイン性の高さなど
似ているところがあるので、
「どう違うの? どっちがいいの?」
と思われている方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
私が、わかりやすく解説していきますので、
悩まれている方は必見です!
・介助箸選びに迷っている人
・使いやすい介助箸を探している人
・介助箸選びのポイントを知りたい人
に向けて書いています。
「箸ノ助」の特徴:手指の変形があっても大丈夫な作り
まず最初に、「箸ノ助」のご紹介からしていきます。

「箸ノ助」は、こんな人にオススメ
手や指に変形があり、ふつうの箸を持つことが難しい人(リウマチなど)
箸ノ助のメリット
なぜ、手に変形がある人にオススメかというと、
箸ノ助の、いちばんの特徴は、持ちやすさだからです。
持ちやすさの秘密は、
持つ部分についている、カーブとくぼみです。

このカーブとくぼみがあることで、
どんな持ち方をしても、
箸先にうまく力を伝えて、
箸を使う感覚で、食事をすることができます。
尺側変形(尺側偏位)の場合

リウマチになると、
指が小指側に偏ってしまう変形、
尺側変形が起こりやすくなります。
変形がひどいと、
普通の箸では、
指がうまく箸に当てられないため、
箸でつまんで食事をすることが
難しくなります。
でも、箸ノ助なら、
親指と人差し指の付け根で持てば、
箸でつまむのと近い感覚で
食事をすることができます。
持つ部分にくぼみもついているので、
手や指が引っ掛かりやすく、
不安な感じがしません。
握って持つ場合
手の力が極端に弱く、
指の力だけでは操作するのが難しい場合、
握って使うということもできます。

握る場合、
箸のラインが真っ直ぐだと、
小指の当たりがうまく箸に当たらず、
力が加えにくくなってしまいますが、
箸ノ助であれば、
カーブにうまく指先が当たり
力を入れやすいので、
無理なく食事をすることができます。
できるだけ遠くを持ちたい場合

肘が曲げにくく、
制限があると、
箸先が口に届きにくい
といったこともあるかのしれませんが、
そういう場合でも
「箸ノ助」なら大丈夫です。
できるだけ、箸の上の方
(箸先と反対側ですね)
を持つことで、
肘を深く曲げることなく
箸先を口元まで
運ぶことができます。
他にも、様々な持ち方に対応してくれます。
下から箸を持つのに近い形で持つこともできますし、
指先だけで使うこともできます。
握って使うときにも、上から持つときにも
カーブに、無理なく指が当たり、
そのため、力が箸先に伝わりやすいです。

デメリット
便利な「箸ノ助」ですが、
介助箸であることには変わりありません。
通所サービスに通うなど、
人前で食事をする機会があり、
自助具を使っているところを
見られたくない方だと、
使うのに抵抗があるかもしれません。
また、手の小さい方や、
手や指の関節に制限があって、
手を十分に開けない人には、
大きく感じることもあるようです。
(おそらく、
親指を外側に大きく開くのが
難しい場合かなと思います)
その場合は、次にご紹介する、
「やじろべえ」の方がコンパクトなので、
うまく使えるかもしれません。
その他の特徴
サイズは、21cmの一種類だけです。
別記事でも、「箸ノ助」についてのレポートをしているので、
よろしければ参考にしてください。
「箸ノ助」のホームページもリンクしておきますね(^-^)
→ 有限会社ウインド「箸ノ助」(外部リンク)
「やじろべえ」の特徴
次に「やじろべえ」についてお話していきます。

「やじろべえ」は、こんな人にオススメ
- 強い変形はないが、ふつうの箸を使うのは難しい人
- 自助具や介助箸の見た目に抵抗がある人
「やじろべえ」のメリット
「やじろべえ」のいちばんのメリットは、
”普通の箸に見えること”です。
下の写真は、
「やじろべえ」を持っているところですが、
大きく作られているグリップの部分が、
すっぽり手の中に入るので、
普通のお箸を持っているように見えます。

使っている最中は、普通のお箸に見えるのですが、
グリップ部分がついているので、
手の中で安定しやすいです。
また、とにかく軽いのも特徴です。
重さは、(長)で27g、(短)で21g と、
しっかり持つことができる介助箸の中でも
かなり軽量に作られています。
つまむときの力も、
かなり軽い力で使えるように
バネが調整されています。
使いやすくて、
とにかく軽い介助箸を探している方には
打って付けです。
デメリット
グリップ部分以外を持つと、
使えなかったり、
使えても不安定だったりします。
つまり、
先ほど、「箸ノ助」でご紹介したような、
いろんな持ち方は、
うまくできないことも多いです。
ですので、強い変形をお持ちの方ですと、
使うのが難しい可能性があります。
握って使う場合は、
箸のラインが真っ直ぐなため、
指先を全部合わせることができず、
結果的に、余分に力を使わなければならないことがあります。
ジョイントパーツがあるグリップの部分より
後ろの部分を持っても、
箸先が動かないので使えません。
ですので、「やじろべえ」が使えるのは、
グリップ部分を持つか、つまむかができる場合に限られます。
ただ、グリップ部分をしっかり持って使えるのであれば、
「箸ノ助」よりも使い心地は軽いです。
その他の特徴
サイズは、(長)22cm と (短)20cm の
2種類です。
別記事で、「やじろべえ」についてのレポートをしているので
よろしければ、そちらも参考になさってください。
「やじろべえ」のホームページリンクも貼っておきます(^-^)
→ 有限会社ウインド「やじろべえ」(外部リンク)
「箸ノ助」も「やじろべえ」も対象にならないケース
どっちも使えなかった!
ということにならないために、
こちらについても触れておきたいと思います。
どんな持ち方でも構いませんが、
箸先を口元に運ぶことができないのであれば、
どちらの介助箸も使えない可能性があります。
もし、そうであれば、
先を曲げることができたり、
曲がった状態で売られている
スプーンやフォーク、
先割れスプーンの方がオススメです。


こういうものであれば、
箸よりも、食べ物が口に届きやすいです。
ぜひ参考になさってください。
比較シートで、特徴をチェック
違いを簡単に確認できる表も掲載しておきますので、
ご活用くださいね(^-^)

最後に
いかがでしたか?
似たような感じの介助箸でも、
実際は、合う合わないがありますので、
ご自身にあったものを購入していただきたいと思います。
わからないことがありましたら、
お声かけください。
できる範囲でお答えしたいと思います。
最後までご覧くださり、
ありがとうございました!
ではまた(^0^)/♪


